執筆者・寄稿者:小林 克弘
 2016年5月号から始まった本連載で、コンバージョン建築を巡った都市の数は25ヶ国50都市以上にも及ぶ。最終回の今回は、特定の都市を巡るのではな...
小林 克弘『コア東京』2022年5月号
 芸術の都パリは、コンバージョンの都でもあり、その発展に大きく貢献してきた。ちなみに、現在の「ルーヴル美術館」(1、2)は、12世紀以来、国...
小林 克弘『コア東京』2022年3月号
求ウィーンは、13世紀以降ハプスブルク家の統治の下、諸芸術文化を備えた帝都として発展を遂げた。19世紀後半には、オスマン帝国から市を守った城...
小林 克弘『コア東京』2021年12月号
 ベルギーは、隣接するフランス、ドイツ、オランダの干渉を受けたため、独立は1830年代であるが、ヨーロッパ大陸では最初に産業革命を経験した産...
小林 克弘『コア東京』2021年10月号
 スペインの諸都市は、地方色が強く、魅惑的な都市が多い。本稿では、16世紀以降スペインの首都として発展したマドリードおよび古代ローマ時代か...
小林 克弘『コア東京』2021年7月号
 サンフランシスコは、カリフォルニア州北部の金融・文化の中心であり、観光地としても人気が高い。地形的には、北に向かって飛び出た半島の先端...
小林 克弘『コア東京』2021年5月号
ノルウェーと聞くと、フィヨルドやサーモンなどの海産物が思い出されるが、都市や建築については、すぐに思い出されるものが少ないかもしれない。...
小林 克弘『コア東京』2021年3月号
 バンコクの建築コンバージョンといっても、想像しにくいかもしれない。というのも、バンコクは、三島由紀夫の小説「豊饒の海、最終巻、『暁の寺...
小林 克弘『コア東京』2020年12月号)
 マカオは、16世紀半ばからポルトガルのアジア拠点として発展し、1999年に中国に返還され、独自の発展を遂げている。  マカオを象徴する都市光景...
小林 克弘『コア東京』2020年10月号)
 デンマークの首都コペンハーゲンは、もともと商人たちの港という意味であり、デンマーク東部のシェラン島の東端に位置し、貿易と軍事の拠点であ...
小林 克弘『コア東京』2020年8月号)
カナダ西岸の都市、バンクーバーは、北米有数の国際都市であり、近年ではさまざまな都市人気ランキングで上位に入る。しかし、都市の歴史は浅く、...
小林 克弘『コア東京』2020年6月号)
ハンガリーは、マジャル人を中心につくられた多民族国家であり、10世紀に王国が建国されて、中世には中央ヨーロッパの大国となったが、その後、多...
小林 克弘『コア東京』2020年4月号)
チェコ共和国の首都プラハは、モルダウ川河畔に位置する美しい都市である。プラハ市内を北に向かって流れるモルダウ川は、エルベ川に通じて、北海...
小林 克弘(『コア東京』2020年2月号)
ベルリンは、1990年の東西ドイツ統一の翌年にドイツ連邦共和国の首都に復活して以降、再びドイツの政治・芸術文化の中心となり、人口約350万人を誇...
小林 克弘(『コア東京』2019年12月号)
 日本で、満州と呼ばれる中国東北部は、19世紀以降、清国、帝政ロシア、日本が入り乱れた複雑な歴史を持つ。中国東北部は、清を建国した女真族(...
小林 克弘(『コア東京』2019年10月号)
 ヘルシンキにおけるコンバージョンの大きな契機となるのは、市街地の東側に位置するサウスハーバーに面する地区、特にカタヤノッカ地区である。...
小林 克弘(『コア東京』2019年8月号)
前回のエストニア共和国首都タリンに引き続き、バルト三国を巡ろう。ラトビア共和国の首都リガは、人口約70万人のバルト三国で最大の港湾都市であ...
小林 克弘(『コア東京』2019年6月号)
 タリンと聞いても、ピンとこない方も多いかもしれない。バルト三国の最北に位置するエストニア共和国の首都であり、バルト海フィンランド湾に面...
小林 克弘(『コア東京』2019年2月号)
 モスクワは、ロシアという秘密めいた国の首都であり、現在でも観光ビザが必要とされ、何か近寄りがたい雰囲気もあるが、独特の魅惑を備えた都市...
小林 克弘(『コア東京』2018年12月号)
 今回は、前回のシドニーに続き、オセアニアの主要な3都市を巡る。これらの3都市は、都市の発展史が異なり、その過程でつくられた既存建築ストッ...
小林 克弘(『コア東京』2018年10月号)
今回から2回続けて、オセアニアの諸都市におけるコンバージョン建築を巡ろう。具体的には、オーストラリアのシドニーとメルボルンとブリスベン、...
小林 克弘(『コア東京』2018年9月号)
はじめに  北イタリアの中心都市ミラノは、歴史の蓄積に加えて、諸分野の現代デザインでも世界を主導する都市である。ミラノの建築コンバージョン...
小林 克弘『コア東京』2018年4月号)
はじめに  ヴェネチアは、時間の流れを忘れさせる水の都である。旧市街、とりわけ「カナル・グランデ」(大運河)沿いの光景(1)、「サンマルコ...
小林 克弘(『コア東京』2018年2月号)
はじめに  ソウルでは、他国にやや遅れて、近年、コンバージョンによるストック活用が盛んになりつつある。その中には、日本統治時代の施設も含ま...
小林 克弘(『コア東京』2017年12月号)
はじめに  シンガポールと香港は、共に旧英国領交易都市として発展した島であり、中国系住民が最も多く、現在アジアのグローバル商業の中心として...
小林 克弘(首都大学東京教授)(『コア東京』2017年9月号)
はじめに 台湾(中華民国)は、観光地としても人気があるが、建築コンバージョンの宝庫でもある。特に、日清戦争後の日本統治時代(1895-1945)に...
小林 克弘(『コア東京』2017年6月号)
ヴラジヴォストーク──軍事拠点の観光地化に伴うコンバージョン この極東の都市は、ウラジオストックと表記されることがあるが、ここではロシア語...
小林 克弘(『コア東京』2017年4月号)
今回は、インドの3都市、デリー、ジャイプル、ムンバイ(旧ボンベイ)に見られるコンバージョンを取り上げたい。周知の通り、インドの歴史は…
小林 克弘(『コア東京』2016年12月号)
建築コンバージョンの盛んな上海 今回はアジアの都市に目を移し、まずは複雑な歴史をもつ上海を取り上げたい。 上海というと、まず思い…
小林 克弘(『コア東京』2016年10月号)
復興の古都、ワルシャワ 前回は、ニューヨークという、短期間に着実な都市発展を遂げた都市の中でのコンバージョンが果たしている役割を解説した。…
小林 克弘(『コア東京』2016年8月号)
はじめに──連載の主旨 建築のコンバージョン、つまり、用途変更を伴うリノベーションは、建築ストックの有効活用手法および過去の記…
小林 克弘(『コア東京』2016年5月号)
第30 回(2004 年)から昨年の第41 回に至るまで、12 年間にわたって東京建築賞の選考委員を務めさせていただいた。これまでに経験した日本建築学会の作…
小林 克弘(『コア東京』2016年2月号)