第2ブロックの2年間
鈴鹿 美穂(東京都建築士事務所協会台東支部長、川島鈴鹿建築計画)
2023年11月:ブロック会議賛助会発表。ブロック会議で賛助会2社の発表を聞き会員にも配信。(上2点撮影:筆者)
2023年11月:台東支部主催まち歩き「上野の山のモダニズム建築」。(本誌2024年2月号に掲載)(以下撮影:大平孝至)
2024年3月:台東支部主催まち歩き「白金高輪と目黒の名建築を訪ねる」。(本誌2024年5月号に掲載)
2024年6月:台東支部・世田谷支部主催「御徒町のオフィスビル 現場見学会」。(本誌2024年9月号に掲載)
2024年7月:荒川支部主催「旧三河島汚水処分場喞筒場施設見学会」。(本誌2024年11・12月号に掲載)
2024年10月:福井大会へ、福井・金沢をブロックで旅行。(本誌2025年1・2月号に掲載)
2025年2月:北支部主催「旧岩渕水門(通称赤水門)見学会」。(本誌2025年5月号に掲載)
第2ブロック幹事を引き継ぐ
 令和5(2023)年6月の本部総会の日に、文京支部から台東支部へ、第2ブロックの幹事が引継がれた。予定外に台東支部長になったばかりの私は、ブロック幹事にもなった。
 引継ぎは帳簿と残金を渡されただけの簡単なものだった。ブロック会議には何回か出席していたので、なんとなく様子は知っていた。本部理事会や各委員会の報告があり、本部からの依頼が議題になり、私の印象では硬い進行の会議だった。
 ここ2年はコロナの影響もあり、ブロック会議は年に2、3回開かれるのみで、ブロック運営は円滑ではなく、幹事を引継いだ頃の空気はやや息苦しさがあった。
隔月でブロック会議と支部長ミーティングを交互に開催する
 栗田幸一常任理事は台東支部所属なので、幹事になった私にいろいろと注文をし、不慣れな私は調整に追われた。
 最初のブロック会議は、なんとなくお互いの顔色をうかがう雰囲気で始まった。しかし栗田常任理事はその空気のまま、ブロックは本部の情報を伝達するだけでなく、もっと交流し協力しあうべきと話をし、今後は毎月ブロック会議をやろうと呼びかけた。
 馬籠良英理事(荒川支部)も賛同してくれていた。各支部長はそんなに集まって何をするの、という顔だったが、その反面ブロックの立て直しが必要との思いは一致していたのだろう、隔月でブロック会議、支部長ミーティングを交互に開くことになった。
支部長同士の繋がり
 最初の頃は対話できる場をつくることに課題を感じた。しかし会議のあとには必ず懇親会があり、そこで徐々に打ち解けることができると、もう心配は要らなくなった。
 第2ブロック4支部の支部長は、荒川支部の渡辺猛支部長が3期目、北支部の丸山吉栄支部長が2期目、文京支部の藤本祥支部長と私がなりたて、という構成で、ふたつの支部が世代交代したことも、風通しが良くなったことの一因だったと思う。3人の支部長の協力は不可欠だった。
ブロック間の交流、賛助会のプレゼン
 まずはブロックの支部長同士の気心が知れればひと安心と思っていたが、栗田常任理事はさらに第4ブロック、第1ブロックにお願いして、それぞれ各ブロックのことを話していただいて、良いところを取り入れようと考えた。結果的にはそれがブロック間の交流になった。
 木村修副会長も動いていた。賛助会の関和典代表から依頼を受け、ブロック会議で賛助会員のプレゼンを聞く機会を設け、それを各支部の会員へZoomで配信することも試みた。
 毎月の会議は狭い事務所でやり、懇親会は安くてうまい居酒屋でやり、浮いた予算は新年会にかけた。新年会ではいつもの会議はせずに、全員でおいしいものを食べることに専念した。
全国大会にブロックで参加
 2024年の全国大会には初めてブロックで参加した。福井と金沢を一緒に旅行し、夜はカラオケで盛り上がった。
 支部のイベントにはお互いを誘うようになり、それでは次はうちでも見学会をというように、支部活動の活発化にもつながっていった。お互いに見学会や研修会が増えることで、会員へのサービスが向上し、会員増強にも役立てることができた。
 このような2年間を過ごし、令和7年度は支部長、理事、常任理事が、私以外は全員交代した。
 ブロック幹事は北支部の宮崎勲支部長へ渡し、丸山吉栄常任理事と共に運営にあたっていただいている。隔月のブロック会議と支部長ミーティングは継続され、懇親会は赤羽や王子の店に場所を移した。2025年度も全国大会にはブロックで参加し、新潟と会津若松を旅行した。見学会もそれぞれが支部のカラーを出し、各支部会員の交流にもなっている。
サステナブルなブロック運営
 各支部の協力会員がブロックでも活動できるようにすることで、協力会員を増やし各支部の活性化につなげていこうなど、新しい連携の案も出てきた。第2ブロックは引き続き協力しあい、活発に交流していけることと思う。
 この2年間で、ブロック会議が明るく議論のできる場となり、4つの支部が協力しあう基本的なスタンスができた。支部それぞれに会員数や構成などもさまざまで、支部に持ち帰って難しいことも多かったと思う。それでもブロック運営を持続し活性化できるよう、4支部が協力できたことに感謝している。
鈴鹿 美穂(すずか・みほ)
東京都建築士事務所協会台東支部 支部長、川島鈴鹿建築計画共同代表
1966年 神奈川県生まれ/1989年 東京家政学院大学卒業/1999年 川島鈴鹿建築計画設立
カテゴリー:支部 / ブロック情報