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4月に賛助会から会誌専門委員会に参加しました、(株)地耐協の大城です。個人的なことですが、先日行って参りました大阪・関西万博について寄稿いたします。私は、開幕日の翌週19、20日と2日間かけて会場を観て回りました。初日は夕方からの入場だったので割と並ぶことなくスムーズにゲートを通過することができました。入場してまず目に飛び込んできたのはライトアップされた世界最大級の木造建築物、大屋根リングでした。その全貌を捉えきれないほどの巨大なリングの迫力に圧倒され、足を踏み入れた瞬間、そこが特別な空間であることを強く感じました。他にもこれまで見たことのないようなユニークな外観のパビリオンの数々。思わず写真を撮る手が止まらず、この時点ですでにチケットの元をとったような満足感を得られました。工期の遅れや建築費の高騰、メタンガスの危険性など、連日ネガティブな報道がされていましたが、そのような状況下でも素晴らしいものを創り上げようと尽力された方々には頭が下がる思いです。同時に、一瞬にして人びとを魅了する建築の持つ不思議な力に、改めて特別な思いを抱きました。
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さて、今回の大阪・関西万博においては、皆様の中にもさまざまな形で関わられた企業がおられるのではないでしょうか。弊社の取り扱う地盤置換工法「スーパージオ工法」も、海外パビリオンで採用されています。軟弱な埋め立て地であり、閉幕後に用地の返還が求められるという特殊な立地条件において、軟弱地盤を掘削・搬出して、代わりに「スーパージオ材」を敷き詰める置換工法のメリットに着目していただき、採用に至った経緯があります。このスーパージオ工法は、90%の空隙率を持つ高強度の再生プラスチック製ボックスで構成されています。この空隙率と独特な形状により地震や液状化に対して高い効果を発揮します。全国の戸建て住宅向けには、業界初となる「地震・液状化による被害で建物が損壊した場合でも補償する制度」を設け、住まいの安心を提供しています。また、耐薬品性があり土中での劣化の心配もないため、当パビリオンの解体後には、スーパージオ材を別の場所で再利用する予定です。
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建築にはひとつとして同じものはなく、その都度多くの課題に直面することと存じます。自社だけではなかなか解決が難しい問題や技術的な支援が必要な場合に、私たち賛助会も、共に優れた建築物を創り上げる仲間として、微力ながらご協力させていただければ幸いです。今回は賛助会の一員である弊社を紹介させていただきましたが、賛助会には多種多様な製品・サービスを提供する企業が集まっており、各社がそれぞれの専門分野で高い技術力やノウハウを有しています。
お問い合わせは、東京都建築士事務所協会ホームページ「賛助会の紹介」の「賛助会員一覧」に掲載されている各社へお願いいたします。

大城 太亮(おおしろ・だいすけ)
東京都建築士事務所協会賛助会員会代表、株式会社地耐協








