上海勘察設計行業協会意見交換会
令和7(2025)年3月7日@本部会議室
鈴木 文雄(東京都建築士事務所協会墨田支部・会誌専門委員会)
記念集合写真。
握手を交わす葉松青上海勘察設計行業協会副会長と、千鳥義典東京都建築士事務所協会会長。
意見交換会風景。
 当会本部に中国上海から上海勘察設計行業(調査・設計業)協会のご一行が来会された。訪日視察と意見交換が目的とのこと。上海勘察設計行業協会は1985年12月に設立された上海市の工学勘察設計業界の企業、機関、その他の関連経済組織が自主的に結成し、部門横断的な非営利の業界社会団体法人である。協会は上海市社会組織管理局に登録されており、上海市住宅及び都市農村開発管理委員会の管轄下にあり上海の5Aレベル(上海市社会団体管理局から優良組織(5A)として認定)の社会団体である。会員数は約1,000名で、業務範囲は都市計画、地質調査設計、建築設計、都市工学設計、庭園景観設計、インテリアデザイン、建築カーテンウォール設計、工学設計、ロゴデザイン、図面審査・コンサルティング、新素材推進など多岐にわたる。(上海勘察設計行業協会HPから引用)
 次の6名の方が来会された。
団長:
葉松青(イェ・ソンチン)氏
上海勘察設計行業協会副会長、兼民営企業分会会長/上海市建築学会副理事長
団員:
王興田(ワン・シンティエン)氏
世界華人建築家協会副会長/青島理工大学建築学院名誉学院長、教授
孫禧進(スン・シージン)氏(日本語が堪能なため通訳を兼務)
上海長喜建築装飾工程有限公司総経理
崔軼(ツイ・イー)氏
上海勘察設計行業協会/医康養専門組登録建築家
程業波(チェン・イエボー)氏
上海勘察設計行業協会医康養専門組コンサルタント
孔梅(コン・メイ)氏
上海勘察設計行業協会医康養専門組コンサルタント

 当協会からは、千鳥義典会長、富樫亮副会長、杉本由美子副会長、小松達也専務理事、鈴木文雄理事、及川一行次長、西野貴久次長の7名が出席した。孫禧進氏の司会進行により参加者の自己紹介を行った後に、当会会長が歓迎の意を表し挨拶した。
千鳥義典会長挨拶
 両協会の交流を通して上海と東京の建築業界に対する意⾒交換ができることを⼤変楽しみにしている。東京と上海は共に東アジアに位置し、⼈⼝も多く、気候も⼤変よく似ている。建築設計業界においては、社会制度の違いや社会背景の違いでさまざまな課題を抱えていると思うが、それに対する解決⽅法をこの意⾒交換を通じて見出せればと願っている。現状の認識、お互いの理解を踏まえ意⾒交換をしたい。

 その後、当会の組織説明や活動内容等の紹介を行い、上海勘察設計行業協会の紹介ビデオの上映を見ながら意見交換を行った。通訳兼進行の孫禧進氏の軽妙な語り口に加え、王興田氏は、日本で設計事務所や建設会社に所属していた経緯もあり、片言の日本語でコミュニケーションできるため、和やかな意見交換が1時間半続いた。
 現在の上海は老齢化や若者の失業率の増加等、大きな課題に直面していると聞いている。不動産バブルの崩壊による中国経済の危機的な状況を打破する突破口を見出すための訪日だろうと推察された。明日は大阪万博関連交流のため大阪に移動するとのことで、大変忙しい行程での来訪に感謝を述べたい。
 会の最後に富樫副会長があいさつし、上海勘察設計行業協会の会員が手掛けた建築物の写真集などをいただき、集合写真を撮影し意見交換会を結んだ。
富樫亮副会長挨拶
 遠方からお越しいただきありがとうございます。明⽇は大阪に新幹線で行かれるとのこと。ぜひ、楽しんできてください。中国の⽅は⾮常にエネルギッシュで常に前向きな姿勢という印象がある。対して、⽇本⼈はパワーをコントロールする国民性を持っている。各々の特徴からお互いが学べることはたくさんあるはず。是非、これからも交流を深め、お互いの職務がより質の⾼い次元にできるように頑張っていきましょう。
鈴木 文雄(すずき・ふみお)
東京都建築士事務所協会理事・研修委員会委員長・会誌専門委員会委員長・墨田支部、有限会社鈴木設計一級建築士事務所
1984年 東海大学建築学科入学/1987年 同校中退、東京デザイナー学院建築デザイン科入学/1989年 同校卒業/有限会社鈴木設計一級建築士事務所入社/現在、同代表取締役