令和7年 新春賀詞交歓会開催
令和7(2025)年1月29日(水)@明治記念館
鈴木 文雄(東京都建築士事務所協会会誌専門委員会委員長・墨田支部)
高妻 昭子(東京都建築士事務所協会会誌専門委員会・江戸川支部)
佐賀井 尚(東京都建築士事務所協会理事・広報委員会委員長・世田谷支部)
大平 孝至(東京都建築士事務所協会会誌専門委員会副委員長・台東支部)
高妻 昭子(東京都建築士事務所協会会誌専門委員会・江戸川支部)
佐賀井 尚(東京都建築士事務所協会理事・広報委員会委員長・世田谷支部)
大平 孝至(東京都建築士事務所協会会誌専門委員会副委員長・台東支部)
明治記念館「蓬莱の間」にて新春賀詞交歓会が開催された。富樫亮副会長の開会の辞が述べられ、正副会長が登壇し会長の挨拶となった。

副会長と共に挨拶する千鳥義典東京都建築士事務所協会会長。
千鳥義典東京都建築士事務所協会会長挨拶
今年は阪神淡路大震災から30年、その後の東日本大震災、熊本地震、それから能登半島地震と、日本列島では数年おきに大きな地震が起こっている。また、豪雨による洪水、そして山崩れなどの自然災害も多発している。改めて自然災害の恐ろしさと、災害への備えの大切さ、これを身にしみて感じているところである。私ども建築業界は今、人手不足と建設費の高騰等で、大変厳しい環境の中にいる。さらに、この4月から建築基準法、建築物省エネ法が改正される。当会では、建築士サポートセンターを開設し、さまざまな相談、質問に答えられる体制を整えているところである。今年の抱負を5つ掲げる。
1.「健康を取り戻そう」:われわれは社会資本維持のために欠かせない業種、団体であると自負をしている。当会では現在中期事業計画を進め、協会の体質改善に努めているが、できるだけ早く健康体に戻し、新たな社会課題に向き合っていきたい。
2.「新しい仲間を増やそう」:われわれの活動に共感していただける仲間を内部、外部を問わず増やし、物事を動かす力になっていきたい。
3.「TAAFを広めよう」:本日の西澤明洋様の特別講演で「いいことをしているのに知られていない」ことをどのように広めるかというお話があった。われわれの大きな特徴である実務を通して地域に貢献する活動により外部に発信していきたい。
4.「力を合わせて仕事をしよう」:懸念された技術者不足が今現実のものとなっている。これからは力を合わせて助け合いながら仕事をしていく時代になる。当会では、このような事態に相応しい協力事務所マッチングサービス「アーキ・パートナー」というプラットフォームを立ち上げた。これを活用し、力を合わせて助け合いながら仕事をしていきたい。
5.「新しい時代を取り込もう」:BIMや生成AI等の新しい技術が著しく発展している。これを受け入れるという受け身の姿勢ではなく、自ら能動的に意思を持って取り込んでいきたい。今年はこの5つの方針のもとに協会の運営を進めてまいりたい。
今年は巳年である。ドイツの哲学者、ニーチェの言葉に「脱皮できない蛇は滅びる」というものがある。蛇は成長のために数ヶ月ごとに脱皮を繰り返す。今、本会では中期事業計画を進めているが、蛇が脱皮を繰り返すように、組織運営や諸々の活動の点検を行うことで、組織として脱皮し、成長し、そして次の飛躍につなげていこうと考えている。
来賓挨拶
自由民主党東京都支部連合会 菅野弘一幹事長
自由民主党東京都支部連合会 菅野弘一幹事長

しかしながらその一方で人手不足、工事費の高騰、働き方改革による工程管理の難しさなど、仕事上の負担が大変増えている状況に対して、党としてもしっかりと取り組んでいく。
既存建物の用途変更を含めたリノベーションに注目が集まっているが、東京都の建築安全条例の規制などが足かせになっているとも聞いている。これに対しては建築基準法の改正などを見据えて合理的な改正、規制緩和に向けて検討に入っている。リノベーションも東京の街の魅力のひとつとして力を発揮していけるようわれわれも協力していく。日本の建物、東京の建物が世界中から注目されているとも聞いている。東京都建築士事務所協会の皆様の行う設計はブランドだということで、是非世界に発信していただきたい。われわれ都議連も全力で応援させていただく。皆様に色々とご心配おかけしているがしっかりと責任を持って改革し前に進めるよう頑張っていきたい。
都議会公明党 東村邦浩幹事長

人手不足という話が出ているが、東京都は、中小企業の人材確保を支援するため、人手不足の中小企業が奨学金の貸与を受けている大学生等を技術者として採用する際、その奨学金返還の負担を最大150万円まで軽減する事業を実施している。都と中小企業が半分ずつ負担する。来年度は一般会計で9兆円を越える予算規模となる予定。
今、若い人たちが住みたいと思っても東京の家賃・住宅価格が高すぎて手が出ないほど値上がりしている。これに対しては、名古屋で先駆的に進められているアフォーダブル住宅の提供が重要だと考えている。民間のファンドが100億、東京都が100億の200億円規模のファンドをつくり進めて行くという構想で、知事査定も行われた。住まいというものは人間にとって最大の根幹であるので、中古物件をリノベしてアフォーダブル住宅とする取組に是非皆様も協力していただき、素晴らしい住まいを提供していきたい。
都民ファーストの会東京都議団 村松一希幹事長

昨年も「避難所の運営」についてのあり方など提言いただき、我が会としてもスフィア基準という国際基準を満たすような避難所運営をしていくべきであると要望している。また、これからは特に防犯対策や建物の省エネ化も加速させていかないといけない。来年度の予算についてはご意見ご要望をお聞かせいただきたい。予算を活用し、東京の都市の魅力アップに更にご協力いただきたい。
東京都議会立憲民主党 鈴木烈幹事長代理

私は2019年から社会人として大学院に通っており、「都市近郊の空き家対策、その根底にある日本における既存住宅市場の問題について」を修士論文のテーマとした。既存住宅市場の整備が遅れている結果、せっかく莫大なローンを組んで家を建てても30年で価値がなくなってしまう。貴会からの既存住宅活性化の為の提言も踏まえ、東京都へは現在の政策から一歩踏み出して、財政的な支援をするよう要望していきたい。引き続きご指導をお願いしたい。
当会顧問・自由民主党 丸川珠代前参議院議員

昨年は落選したが今後衆議院に立候補し、再び渋谷区・港区で頑張っていきたい。渋谷区・港区はまさに再開発案件があり、土地のコストが高い中でいかに建築に工夫をこらすかという事が問われている。
事務所協会の東京建築賞受賞者の原宿の物件を見たが、古い建築を生かしながら新しいまちにマッチした非常に面白い建築だった。本当に夢がある、建築士の世界というのはこの国を元気にしてくれていると感じた。
アメリカの政権が替わり、環境問題がこの先どうなるかわからないが、われわれの国は引き続き環境に優しい、ライフサイクルコストをしっかり考えられた素晴らしい住宅をつくっていこうではありませんか。
乾杯挨拶
平山 正義 神奈川県建築士事務所協会会長
平山 正義 神奈川県建築士事務所協会会長

先ほどの西澤明洋先生の記念講演は「ブランディングデザインと建築」という大変示唆に富んだものであり、あまりブランディングと建築を結び付けて考えたことがなかったので、非常に新鮮な講演でした。
神奈川会は首都圏連絡会議で、東京、神奈川、千葉、埼玉といろいろ情報交換をさせていただいております。去年のここの新年会で、東京都内の木造住宅グレーゾーンのお話しを聞き大変刺激を受けました。神奈川に持ち帰り機会あるごとに話をしましたが、ようやく去年から県内の3つの自治体で対応がスタートしました。今年からこのようなことに対して4会、そして関東甲信越ブロック協議会でも、横の連携をとって頑張っていきたいと思っております。

鈴木 文雄(すずき・ふみお)
東京都建築士事務所協会理事・研修委員会委員長・会誌専門委員会委員長・墨田支部、有限会社鈴木設計一級建築士事務所
1984年 東海大学建築学科入学/1987年 同校中退、東京デザイナー学院建築デザイン科入学/1989年 同校卒業/有限会社鈴木設計一級建築士事務所入社/現在、同代表取締役
1984年 東海大学建築学科入学/1987年 同校中退、東京デザイナー学院建築デザイン科入学/1989年 同校卒業/有限会社鈴木設計一級建築士事務所入社/現在、同代表取締役

佐賀井 尚(さかい・たかし)
東京都建築士事務所協会理事・広報委員会委員長・世田谷支部、有限会社尚建築工房
1956年 栃木県生まれ/1980年 武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業後、(株)ランド計画研究所勤務/1990年 尚建築工房設立/1998年 有限会社尚建築工房に改組
1956年 栃木県生まれ/1980年 武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業後、(株)ランド計画研究所勤務/1990年 尚建築工房設立/1998年 有限会社尚建築工房に改組

高妻 昭子(こうづま・あきこ)
東京都建築士事務所協会江戸川支部副支部長、(株)大和創建一級建築士事務所

大平 孝至(おおひら・たかし)
東京都建築士事務所協会会誌専門委員会副委員長・台東支部、株式会社ダイリン一級建築士事務所
1984年 東京電機大学建築学科卒業/株式会社ダイリン一級建築士事務所勤務。マクドナルド、松屋、鳥貴族等、チェーン展開の飲食店の建築設計及び店舗デザイン設計をする
1984年 東京電機大学建築学科卒業/株式会社ダイリン一級建築士事務所勤務。マクドナルド、松屋、鳥貴族等、チェーン展開の飲食店の建築設計及び店舗デザイン設計をする
カテゴリー:東京都建築士事務所協会関連
タグ:新春賀詞交歓会








