東京百景2023(第23回建築ふれあいフェア支部ポストカードselection)
板橋区赤塚・東京大仏
玉田 貴紀(東京都建築士事務所協会板橋支部、玉田建築設計事務所)
 約600年の歴史を持つ板橋赤塚の乗蓮寺に鎮座する阿弥陀如来像です。関東大震災や東京大空襲などの犠牲者を供養するとともに、そうした悲惨な天災や戦災が二度と起きないよう願いを込め、昭和52(1977)年に開眼されました。基壇含めた高さは13m、頭部だけで3m、青銅製で重さが32トンあり、建立当時は東大寺の「奈良の大仏」、高徳院の「鎌倉の大仏」に次いで、日本で3番目の大きさの座像でした。平成15(2003)年に板橋十景、その前には昭和57(1982)年に新東京百景にも選ばれています。

名称:東京大仏
所在地:板橋区赤塚5–28–3乗蓮寺内
建築時期:昭和52(1977)年
撮影者:玉田 貴紀
玉田 貴紀(たまだ・たかのり)
東京都建築士事務所協会板橋支部、玉田建築設計事務所