支部研修旅行──黒部・安曇野
北部支部|平成30(2018)年6月10〜11日@長野
髙橋 修(東京都建築士事務所協会北部支部)
撮影:中坪 明夫、櫻木 洋一郎、髙橋 修


標高1,400mのトロリーバス扇沢駅。
黒部ダム。
湿原化が進む田代池。
ゴルフ組。
観光組。河童橋にて。
大正池。
 6月10日から11日の2日間、北部支部の研修旅行を実施しました。
 総勢18名の参加者を乗せたサロンバスは雨の予報を裏切る曇り空の中、西武新宿線小平駅前を朝8時に出発し、一路、長野県を目指しました。
 途中、岡谷SAで休憩した後、長野自動車道を経て安曇野へ。ちょうどお腹も空いたころに「大王わさび農場」に着き、レストランでわさび御膳をいただきました。その後、腹ごなしに各自園内を30分ほど散策してから、次の目的地である黒部ダムに向かいました。
 大町アルペンラインを通って、標高約1,400mにあるトロリーバスの扇沢駅までバスで行き、そこから難工事だったトンネルを通り、約15分で黒部ダム駅に到着しました。駅から階段を降りるダムえん堤と、階段を昇るダム展望台の2方向に分かれるため、各自の体力に合わせて自由見学となりました。
 展望台からは、日本最大級であるダムの全景と立山連峰などの雄大な自然を見渡すことができました。また、近くにケーブルカーがあり、ここから室堂を経由して富山の立山駅まで行くアルペンルートも楽しむことができます。
 1時間ほどの見学を終えて扇沢駅まで下りて、麓にある大町温泉郷の「緑翠亭景水」にチェックイン。到着早々、温泉に浸かり日ごろの疲れを癒したのち、宴会ではカラオケを歌い大いに盛り上がりました。
 翌日は、ゴルフ組と観光組に分かれて行動するため、安曇野にある「豊科カントリー倶楽部」まで一緒に行き、ゴルフ組を降ろした後、観光組の目的地に向かいました。
 まず、「安曇野ワイナリー」でワインの試飲や土産物を購入した後、国立公園である上高地へ。1時間ほどで大正池ホテル前に着き、道路から散策路に降りると大正池から薄っすらと雲が掛かっていた焼岳を望むことができました。
 さらに梓川の上流にある河童橋を目指して散策。河童橋は上高地のシンボル的存在で、カラマツでつくられた吊り橋です。途中、田代池では透き通った伏流水とカラマツの風景に感動し、林道際に咲くレンゲツツジやウグイス等の鳴き声を楽しみながら、約1時間掛けて着きました。ここでは、河童橋越しに山々が見えるのを楽しみにしていましたが、曇っていて山の頂きが望めなかったのはとても残念でした。
 橋の袂にある「河童食堂」で昼食を取った後、バスでゴルフ組と合流して成績発表を聞きながら帰路に着きました。
天気が何とか2日間持ってくれたお陰で、各々充実した研修旅行になったと思います。
高橋 修(たかはし・おさむ)
東京都建築士事務所協会北部支部、支部編集員、ADU一級建築士事務所
1963年 新潟県生まれ/日本大学理工学部建築学科卒業/株式会社三浦西野建築事務所などを経て現在、ADU一級建築士事務所代表