第3ブロック新潟研修旅行
第3ブロック
井桁 正美(東京都建築士事務所協会渋谷支部副支部長、オルカ一級建築士事務所)
市島酒造前で試飲後の記念撮影。
 東京都建築士事務所協会第3ブロック(品川、目黒、大田、渋谷、世田谷の5支部)は、平成28(2016)年10月23日(日)〜24日(月)に毎年恒例の研修旅行を開催した。今年は幹事支部である品川支部が企画し、参加者は17名であった。
 朝9時に大井町駅前を出発し、バスは一路新潟を目指した。最初の見学地は南魚沼市に所在する曹洞宗の寺院「雲洞庵」である。この雲洞庵は日本一の庵寺、越後一の寺といわれ、越後の上杉家の菩提寺だった。参道には法華経が一字一石に記されて深く埋められていて、参道を踏みしめてお参りすると罪業消滅、万福多幸の御利益にあずかると信仰されている。
 その後、湯沢町でへぎ蕎麦の昼食をとり、宿泊地である新発田市の月岡温泉へ。月岡温泉は「にっぽんの温泉100選ランキング」で毎年20位前後に選ばれる温泉地である。今回の宿は「白玉の湯」と名付けられた自家温泉のある「泉慶」。夜の宴会は盛り上がり夜遅くまで他支部との交流を深めた。
 2日目は同じく新発田市にある「市島酒造」を見学した。市島酒造は創業より200有余年の老舗の酒造メーカーで、地元の米と水を使用し、良質で芳醇、とてもまろやかな口当たりの新潟清酒をつくっている。一行は試飲コーナーで試飲を重ね、好みの酒を購入した。
 次は広大な越後平野の中央に聳え立つ弥彦山の麓にある「弥彦神社」を訪れた。弥彦神社は全国的にも有名な新潟一のパワースポットといわれており、仕事運アップの御利益があるそうだ。一同、思い思いに参拝し今後の仕事運アップを祈願した。
 昼食は寺泊の中央水産で海産物尽くしの定食を食べ、市場通りで海産物の土産を購入した。その後、洋食器の製造で有名な燕三条の食器工場でドラえもんのスプーンをつくる工程を見学し、世界に誇る洋食器を土産に帰路についた。
曹洞宗の寺院「雲洞庵」。
新発田市の月岡温泉「泉慶」。
弥彦山の麓にある「弥彦神社」。
燕三条の食器工場でドラえもんのスプーンをつくる工程を見学。
チャーターバス。
井桁 正美(いげた・まさみ)
建築家、オルカ一級建築士事務所代表、東京都建築士事務所協会渋谷支部副支部長
1960年東京都生まれ/1983年 東京工芸大学工学部建築学科卒業後、株式会社エム建築事務所/1989年 株式会社エイムクリエイツ/1996年 イゲタ建築・デザイン事務所開設/2012年 オルカ一級建築士事務所に事務所名を変更
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