私の休日 第38回
鹿児島県垂水市ふるさと大使
馬籠 良英(東京都建築士事務所協会理事、業務委員会委員長、荒川支部、有限会社幹建築設計事務所)
ふるさと大使の名刺(左)と垂水市の観光マップ。
垂水千本イチョウ園。(垂水市観光協会ホームページより)
園主、中馬吉昭さんご夫妻。(垂水市ホームページより)
 私は、鹿児島県垂水市のふるさと大使です。関東垂水会幹事長・会長になって20年になります。ふるさと大使は、ふるさとの良いところをPRするのが役目です。
 そこで今回は『コア東京』の誌面をお借りして垂水の魅力をご紹介したいと思います。
 垂水市は、鹿児島県の南部、今も噴煙を上げている桜島(御岳)に隣接する唯一の都市です。人口は約1万4000人、東京都の1000分の1です。面積は162km2、私の事務所が所属する荒川区の16倍になります。余計なことですが、荒川区の面積は、東京23区で台東区に僅差で続く第2位です。小さい方からですけど…。
垂水を代表する名所「垂水千本イチョウ園」
 さて、垂水のことを紹介するにはこの誌面ではとても足りないので、たくさんの観光名所の中から今回はひとつだけ紹介します。日本でおそらくただひとつしかない垂水千本イチョウ園です。
 「『まるで映画のワンシーンのようだ』。そんな表現で紹介されることもある『垂水千本イチョウ園』は、その名のとおり、千本のイチョウが植えられ、シーズンを迎えると、辺り一面山が黄金色に染まる垂水市を代表する名所です。4.5haの敷地に、約1,200本のイチョウが植樹してあります。この垂水千本イチョウ園がほかの名所と異なる点は、私有地であるということ。園主である中馬吉昭さんが、垂水に帰郷し、先代から受け継いだ荒れ果てた山を、奥様と二人三脚で開墾されました。昭和53年にスタートしたイチョウ園づくりは、約40年の時を経て、多くの人を魅了する名所となり、市内外から多くの方が訪れています。また、その景観の素晴らしさとご夫婦の活動が評価され、初代鹿児島県景観大賞を受賞しています。』(以上、垂水市ホームページより)
 イチョウが黄金色に輝く秋にぜひお越しください。
垂水市尾脇市長より差入れの焼酎(荒川支部祝研修旅行で)。
飲む温泉水、焼酎、鰤に勘八
 垂水には、おいしい食べ物も、そして11の事業者から販売されている飲む温泉水があります。温泉水はミネラルが豊富で全国で平常時および非常時用にご利用いただいています。なかでも「財宝」、「寿鶴」は国際線機内サービスの飲料水に採用されています。強炭酸水もあります。垂水市の温泉水で割水した数々の芋焼酎があります。
 ふるさと大使は基本ボランティアです。大使の仕事は垂水市が都内で行うイベント開催PRとそのお手伝いです。年末には市から特別にお礼の品として、焼酎の「森伊蔵」または「八千代伝」が大使に届きます。他地場産業では、錦江湾の桜島入江を利用したブリ(ぶり大将)やカンパチ(海の桜冠)の養殖が盛んで海外輸出もしてます。
 鹿児島県垂水市へ行かれる際は私までご一報ください。ふるさと大使がご旅程作成のお手伝いをさせていただきます。
馬籠 良英(まごめ・よしひで)
東京都建築士事務所協会理事、業務委員会委員長、荒川支部、有限会社幹建築設計事務所
1950年 鹿児島県生まれ/1969年 鹿児島県立高山高等学校建築科卒業/(有)幹建築設計事務所
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