



新宿建築三会(日本建築家協会(JIA)関東甲信越支部新宿地域会、東京建築士会新宿支部、東京都建築士事務所協会(TAAF)新宿支部)による共同イベントとしての見学会が開催され、今回は、新宿支部の主催で、支部会員でもある日本設計の設計・監理による「虎ノ門アルセアタワー」を見学した。
見学会は、13時からと15時からの二部制で、どちらも事前の予約で満席となる盛況ぶりであった。
三会の各代表からの挨拶に加えて、篠崎淳日本設計代表取締役社長からも「実は私も担当者だったので」と解説とご挨拶があった。
その後、設計・現場監理を担当された栗栖一彰様から、長期にわたる建て替え計画の経緯や虎の門病院との関係、そして、周辺環境への配慮や地形を生かして立体的に緑化された外部空間創出の工夫など、図面や写真を交えた丁寧なレクチャーを受けた後で、現地を廻りながらより細やかなご説明をいただき、とても充実した見学会となった。
2階オフィスロビーの先には緑化ウォールが広がり、その草木が風になびく姿が、篠崎氏が得意とする巨大なアクアリウムのようにも見えるといったコメントもあった。回遊性のある動線の随所に配された緑地とオープンスペースはとても心地よく、コロナ禍を越えた新しいオフィスのあり方を示しているようであった。
見学会に引き続いて開催された懇親会では、ニューオフィス推進協議会会長も務める三栖邦博名誉会員から、最新のオフィス建築の動向や、日本のオフィスのレベルアップを目指す方針について、「日経ニューオフィス賞」の審査の経験など、具体的な例を挙げながらのミニレクチャーをいただいたあとに乾杯を行い、活発な意見交換と三会の交流が図られた。
働き方改革、コロナ禍等を経て、在宅ワークやweb会議が浸透した今、オフィスに限らず、リアルなコミュニケーションを図るための新しい場のあり方を考えるとても良い機会となった。
各会の皆様、日本設計の皆様、ご協力ありがとうございました。
1989年 東京電機大学工学部建築学科卒業/1989年 同大学船越研究室研究生/1990年 VICENTE DIEZ FAIXAT ARQITECTO, Gijon Sain/1990年 株式会社團・青島建築設計事務所/2004年 栽花建築設計事務所設立/2014年 東京電機大学非常勤講師








