第93回定時総会開催
令和2(2020)年6月22日@明治記念館
田口 吉則(東京都建築士事務所協会会誌・HP専門委員会委員長、江戸川支部副支部長、株式会社チーム建築設計)
第93回定時総会は、新型コロナウイルスの影響拡大及び感染防止のため、会員の出席は控えていただき、Web会議アプリで中継し、最少人数(会長、副会長、事務局)での出席開催となった。総会後は業界紙の記者を迎え記者会見が行われた。
前川秀則専務理事と事務局経理担当の西森一郎さんより、第1号議案「令和元年度事業報告の承認に関する件」と第2号議案「令和元年度収支決算の承認に関する件」の説明が行われ、山下登監事から「会計処理が適正に行われた」旨の報告があった。
続いて前川専務理事から「令和2年度事業計画」と「令和2年度収支予算」が説明された。本年度の事業計画として、「マンション大規模修繕の事業化へ向けた調査・研究」、「既存建築物活用に係る建築基準法とその解説(ガイドブック)の刊行」、「ホームページの更新・維持管理」、「マネジメント支援センターの運営業務」、「多摩地域での支部活動の活性化推進」、「会員データベースの再構築」を重点的に進めていくとのことだ。第1号、第2号議案とも事前表決および拍手多数により承認され、議事は終了し議長団は降壇した。
会員増強優良支部表彰:加藤昇副会長より会員増強について報告があった。5社増の渋谷支部が最優秀賞に選定され、代表して臼井勝之副会長(渋谷支部)に賞状と副賞が贈呈された。
最後に寺田宏副会長が「今回はWeb総会という初めてのスタイルで何かとご不便をおかけしたが、これからは新しい生活様式の中でこのようなことが必要と思われる」と述べ閉会を宣言した。
例年総会後に開催される懇親会は中止、東京建築賞表彰式は延期となった。コロナ禍で大変な状況ではあるが「新しい東京都建築士事務所協会」に進むことを感じさせるような総会であった。
児玉会長が挨拶で、Webで会うことと、リアルで会うこととどう融合して活動していくのかが今後の課題のひとつであると述べ、前川専務理事からは新型コロナウイルスに関する当協会の取り組みについて説明があった。その後の新聞社からの質疑では、新型コロナウイルス関係の質問が多くあった。
第93回定時総会開会(14:00~15:30 千歳の間)
総会に先立って、昨年物故された会員3名の方への黙祷を捧げた後、正会員1612事務所の過半数806事務所の定足数に対して出席者15社、電子評決等910社、計925社で総会が成立したことが告げられた。加藤昇副会長より開会宣言がなされ、塚本達二副会長より「建築士事務所憲章」が朗読された。
児玉耕二会長挨拶(要約)
新型コロナウイルスによって時代が一変した。ここで少し落ち着いてきたが、これからは生活様式が大きく変わっていき、われわれの建築設計業界も大きな変革があると思われる。その中で当協会は、会員の方々への救済・支援措置にさまざまな形で取り組んでいる。そして必要とあれば第2弾、第3弾の施策を打っていく。建築ふれあいフェア等のイベントや各会議は中止となっているが、今後バージョンアップして未来に向け準備していきたい。この機会にいままで常識化しているやり方を考えなおして改革・改善していくよいチャンスだ。もう少し時間が掛かるかもしれないが、明るい未来が来る事を確信して、元気を出して前に進みましょう。
議案の審議
専務理事一任の声を受け、議長団に小野博文議長(杉並支部長)と大久保精則副議長(立川支部長)が選出されて登壇し、議長一任により議事録著名人に、小田惠介理事(中央支部)と野越聖一理事(渋谷支部)が選任され、議案の審議に入る。前川秀則専務理事と事務局経理担当の西森一郎さんより、第1号議案「令和元年度事業報告の承認に関する件」と第2号議案「令和元年度収支決算の承認に関する件」の説明が行われ、山下登監事から「会計処理が適正に行われた」旨の報告があった。
続いて前川専務理事から「令和2年度事業計画」と「令和2年度収支予算」が説明された。本年度の事業計画として、「マンション大規模修繕の事業化へ向けた調査・研究」、「既存建築物活用に係る建築基準法とその解説(ガイドブック)の刊行」、「ホームページの更新・維持管理」、「マネジメント支援センターの運営業務」、「多摩地域での支部活動の活性化推進」、「会員データベースの再構築」を重点的に進めていくとのことだ。第1号、第2号議案とも事前表決および拍手多数により承認され、議事は終了し議長団は降壇した。
表彰式
会員表彰:当協会に30年在籍し、会員の発展に寄与された18事務所が紹介された。代表して(株)土屋建築研究所の土屋正新宿支部支部長に表彰状が贈呈された。会員増強優良支部表彰:加藤昇副会長より会員増強について報告があった。5社増の渋谷支部が最優秀賞に選定され、代表して臼井勝之副会長(渋谷支部)に賞状と副賞が贈呈された。
最後に寺田宏副会長が「今回はWeb総会という初めてのスタイルで何かとご不便をおかけしたが、これからは新しい生活様式の中でこのようなことが必要と思われる」と述べ閉会を宣言した。
新型コロナウイルスに関する当協会の取り組みについて
閉会の後、司会を務めていた事務局の林真由美さんよりマネジメント支援センターを通じての会員支援などが説明された。注意事項として、当面は10人以上の会合等についてはWeb会議アプリを用いることや懇親会等は控えるようお願いがあった。例年総会後に開催される懇親会は中止、東京建築賞表彰式は延期となった。コロナ禍で大変な状況ではあるが「新しい東京都建築士事務所協会」に進むことを感じさせるような総会であった。
記者会見
同会場で業界紙(日刊建設工業新聞社、日刊建設通信新聞社、建通新聞社、日刊建設産業新聞社、建報社)の5社の記者を迎えて会見を行った。当会からは児玉耕二会長と、加藤昇・塚本達二・寺田宏・永池雅人・臼井勝之・富樫亮各副会長、前川秀則専務理事、横村隆子会長補佐が出席した。児玉会長が挨拶で、Webで会うことと、リアルで会うこととどう融合して活動していくのかが今後の課題のひとつであると述べ、前川専務理事からは新型コロナウイルスに関する当協会の取り組みについて説明があった。その後の新聞社からの質疑では、新型コロナウイルス関係の質問が多くあった。
田口 吉則(たぐち・よしのり)
東京都建築士事務所協会会誌・HP専門委員長、江戸川支部副支部長
1953年東京生まれ/(株)チーム建築設計代表取締役
1953年東京生まれ/(株)チーム建築設計代表取締役
カテゴリー:東京都建築士事務所協会関連