港支部ハイキング
港支部|令和元(2019)年10月12日〜13日@日光
佐藤 真里子(東京都建築士事務所協会港支部、)
水たまりが出現した小田代ヶ原。(撮影:川上 百樹)
ホテル前にて。
 今回の港支部のハイキングは、日光、奥日光・戦場ヶ原を巡る日程であった。
 当初の予定では1日目にハイキングであったが、台風19号の影響で1日目は東照宮の見学に変更となった。
 日光東照宮は、隣接する輪王寺、日光二荒山神社と共に「日光の社寺」としてユネスコ世界遺産に登録されているが、日光東照宮といえば、2017年に40年ぶりに陽明門の修復を終えたことが記憶に新しい。この日も国内外から大勢の観光客とともに、色鮮やかな装飾を見ることができた。東照宮には有名な三猿、眠り猫をはじめとしてさまざまな動物の装飾が見られるが、一説によるとそれらは世界平和を表しているとのこと。
 2日目は前日の大雨が嘘のようにすっきりとした晴れとなり、戦場ヶ原のハイキングへと向かった。台風の影響でいくつかのハイキングルートが閉鎖されていたものの、宿のガイドさんがどのルートで中禅寺湖まで行けばいいかを一緒に考えて下さった。
 戦場ヶ原では、秋の空の広さが格別に気持ちよく感じた。また、葉っぱの揺れる音や鳥たちのさえずりを聞きながら森の中を歩くのはとても新鮮な体験であった。
 途中、小田代ヶ原には雨の後しか見られない大きな水たまりが見られるとのことだったので行ってみると、ススキの中に巨大な水たまりを見ることができた。想像していた「水たまり」よりもはるかに大きく、小さな湖のような大きさであった。
 中禅寺湖まで歩くと、紅葉がちょうど見ごろで、鮮やかな黄色や真っ赤に燃えるような紅葉をしている木もあり、これも宿のガイドさんから教わったチャーターボートの上から十分に堪能した。気候もよく、とても楽しむことができた。
佐藤 真里子(さとう・まりこ)
1980年 東京都生まれ/2002年 神奈川大学卒業/2015年 株式会社空間設計入社、現在に至る