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大建工業株式会社──音環境の課題と向上の取り組み 事例:幼保施設
カタログ表紙。左より、「吸音のススメ」、「サウンドデザイン」、「ダイロートン」。
音環境の課題と向上の取り組み──事例:幼保施設
 建築空間の環境要素として「音」環境は、光、温熱、空気質等と同様に重要な要素である。建築設計において音楽ホール等、音を扱う空間には当然、高度な音響設計がなされるが、オフィスや学校、幼保施設、病院、駅舎等、身近な建築空間では十分ではなく、望ましい静けさや言葉の聞き取りやすさ、会話のしやすさ、居心地のよさが確保されているとはいいがたい。特に音の「響き」についての設計、配慮が不足しているのではないか。
 今回、聴覚や言語の発達段階にあり、適切な音環境がとりわけ重要な幼保施設を事例に、その課題と向上の取り組みについて解説、紹介した。こどもたちの健やかな発達、発育環境と、保育士さんの働きやすい職場環境の提供に向けて、よりよい建築設計の参考になれば幸いだ。
大建工業株式会社
tel. 03-6271-7873(市場開発部)