あけましておめでとうございます。
　昨年4月より、小田恵介委員長の後任として業務委員長を拝任いたしました。
　建築士事務所の業務報酬算定指針の改定と発行、HPのリニューアルを進めています。また、JAAF-MST、既存住宅状況調査技術者、適合証明技術者業務の各講習会を開催しました。
　さらに建築士事務所の業務文書フォーマットの見直し、空き家の活用、中小事務所のBIMの今後についても取り組んでいます。
　構造技術専門委員会と木造耐震専門委員会では建築構造設計指針、Q＆A集の発行、それに関わる講習会を開催しております。
　多忙な委員会ではありますが、中小事務所会員に役立ててもらえるようなツールをつくり、また講習会となることを目指しています。
　首都直下地震による建物、インフラの破壊と火災。堤防損壊による洪水。今年も来そうな台風、大雨による高潮、越水の心配。第5ブロックは豪雨が集まる最終地であり、高潮になれば最初に洗礼を受ける海抜0mが多いところです。1、2日は避難し得ても、1カ月、1年は人も企業も耐えられません。確実に首都東京、そして日本は衰退していくことになると思われます。
　しかし備えの時間はあります。今後いっそう都市構造を強靱にし、健全なコミュニティと知識を持ち、知恵を絞っていくことが必要です。
　われわれ建築士という職能が果たさなければならない課題はたくさんあります。今年もみんなで頑張りたいと思います。
　どうぞ本年もよろしくお願い致します。