平成30年度新会員懇談会・交流会開催
会員研修委員会
文:前田 敦(東京都建築士事務所協会青年部会、八王子支部、前田一級建築士事務所)
写真:大平 孝至(東京都建築士事務所協会会誌・HP専門委員、台東支部監事、株式会社ダイリン一級建築士事務所)
懇談会参加者記念撮影。
懇談会風景。
挨拶する児玉耕二東京都建築士事務所協会会長。
 平成31(2019)年2月26日(火)16:00より、本会会議室において、平成30年度の新会懇談会・交流会が開催された。13名の新入会員を含め、会長以下本部役員、各支部長、賛助会員の総勢54名が参加した。
第1部 懇談会
 会員研修委員会の鷹取奨さんの司会により開会した。
 はじめに児玉耕二会長より、建築士事務所協会の役割についての話があった。ひとつは、会員の皆さんに研修会などを通して技術情報や行政の施策に関する情報をお伝えするとともに、会を会員間の生きた情報交換の場にしていただき、そのつながりの中で、協力し合い、建築士事務所全体の発展につなげていくこと。そして、応急危険度判定員の活動や、建築士としての地域活動など、サービスの提供と社会への貢献の重要性を述べ、このふたつを両立させながら、会の活動を進めていくと語った。
 次に、役員と各支部長の紹介の後、前川秀則専務理事より、機構についての活動や、組織の内容など細かな説明があり、その後新会員の方々の自己紹介となった。

■新会員自己紹介
矢野 俊宏(千代田支部|株式会社田中建設一級建築士事務所)
八王子市に本社を持つゼネコンで、東京23区内での知名度向上と人脈づくりを目的として入会させていただいた。
犬塚 広士(港支部|株式会社白川設計東京事務所)
神奈川県横浜市に本社があり、40年間、意匠設計として営業してきて、今後、東京でも仕事をしていくということで、昨年末、東京に東京事務所が開設された。
大田 隆亮(港支部|宇部興産建材株式会社一級建築士事務所)
 セメントメーカーとして培った材料技術を活かして開発した耐震補強工法のメーカーですが、耐震診断・耐震改修設計・新築設計も行っている構造設計事務所です。
高 治弘(文京支部|株式会社ケイオー一級建築士事務所)
 事務所としては4期目を迎え、昨年入会した。既存建物の劣化診断、改修設計、修繕設計を行っている。
佐久間 達也(台東支部|一級建築士事務所佐久間達也空間計画所)
 個人で意匠設計を行っていて昨年入会。支部活動を通じて社会貢献していきたい。
鳥山 暁子(台東支部|一級建築士事務所あとりえ)
 入会したら、女性が非常に少ないことに驚愕した。もっと女性が参加しやすい仕組みをつくっていってほしい。業務内容は主に意匠設計。住宅、こども園、ホテル等の新築・改装工事の設計監理を手がけている。
髙木 淳太郎(世田谷支部|髙木淳太郎一級建築士事務所)
 勤めていた事務所の会長が退職後に世田谷支部に所属していた縁で昨年5月に入会。8年前に独立、仕事の幅を広げたいとの意向。今後は、支部研修とその後の反省会という名の飲み会にも参加し、コミュニケーションを深めようと考えている。業務内容は、住宅設計(集合住宅、戸建)、医療施設や事務所ビルなども行っている。
金谷 直政(墨田支部|有限会社かなや設計)
 17年前に独立、元支部会長等の勧めもあったが、建築に係る偽装等が起る中、きちっとした団体に所属し、今後の業務を進めていきたいとの思いで入会。業務内容は、医療、福祉施設等の設計。
鈴木 達也(葛飾支部|一級建築士事務所鈴木大建興業株式会社)
 3代続く工務店。設計事務所としての業務内容は、一戸建ての新築やリフォーム、鉄骨造の設計等、建築に係る業務をワンストップで行っていきたいと考えている。入会のきっかけは、協会主体で行っている耐震診断、耐震改修に参加し、地域に貢献していきたいとの思いから。
伊㔟㟢 禎也(江戸川支部|一級建築士事務所アイエス建設企画株式会社)
 改修工事をメインにしている建設会社で、改修設計を行う目的で事務所登録を行い入会。協会の行事に積極的に参加し、今後も頑張っていきたい。
佐野 三男(八王子支部|サノ建築設計室)
 事務所登録して3年、今年1月に入会。業務内容としては、40数年務めていたハウスメーカーの確認申請業務等を行っている。建築の勉強の目的で入会。
宮田 弥吉郎(立川支部|株式会社綜企画設計西東京支店)
 本社は千代田区、西東京支店は立川市にあり、意匠設計を専門に行う。従業員は10名。地域貢献を目的に入会。
基 光治(南部支部|MotoMitsu設計一級建築士事務所)
 声が大きいのでマイクなしでいかせていただききますとの第一声。昨年の8月に入会。今年3年目を迎える。自分以外の建築士事務所がどのようなやり方で日ごろの業務を行っているのか知りたいと思った。業務内容は、工事監理、コンストラクションマネジメント。

 新会員の方々の自己紹介の後は意見交換会へ。新会員が所属する各支部の支部長が支部活動や地域の特色などの紹介を、事前に準備した資料と合わせて行った。
 どちらの支部も、行政との連携を密に行っていることを説明されていた。女性の参加が少なく、多くの女性会員の方々に参加いただけるようにしていきたいとの話しも出ていた。
 最後は、加藤昇副会長の挨拶で一部懇談会を締めくくり、記念撮影を参加者全員で行い、交流会に移った。
交流会風景。児玉会長の挨拶。
第2部 交流会
 会員研修委員会の田中光義さんの司会で第二部交流会が始まった。
 はじめに児玉会長の挨拶から、パーソナルなコミュニケーションを深める中に真の情報があるので、この交流会の中で、第二部より参加の賛助会の方々を含め、ひとりでも多くの良き仲間をつくっていただきたいとの話しがあった。
 山下登副会長の乾杯により本格的に交流会がスタートし、いくつかのテーブルに分かれ各々懇親を深めた。
 会が進む中、あらためて新会員から挨拶をいただき、交流会から参加の賛助会新会員の紹介、賛助会の方々の会社紹介、担当者の自己紹介、新会員の方々とひとりずつ名刺交換。新会員の皆さんは相当数の名刺を配られたかと思い、名刺は足りているのかといらぬ心配をしてしまうほどだった。
 最後に安藤暢彦会員研修委員会委員長が締めの挨拶として、新会員の皆さんの支部活動や、本部活動に積極的に参加していいただき、協会のみならず業界全体を盛り上げていただきたい、そしてそれが皆様の業務に反映されることを心から願っていると述べ、一本締めでお開きとなった。
前田 敦(まえだ・あつし)
東京都建築士事務所協会青年部会、会誌・HP専門委員、八王子支部、前田一級建築士事務所
1967年 東京都生まれ/1988年 東京工科専門学校卒業/1997年 株式会社木下工務店設計部退社/1998〜2008年 10年間建築を離れ、デザイン会社で、サイン・CI・チラシ等のデザインを行う/2008年 前田一級建築士事務所設立
大平 孝至(おおひら・たかし)
東京都建築士事務所協会会誌・HP専門委員、台東支部監事
1984年 東京電機大学建築学科卒業/株式会社ダイリン一級建築士事務所勤務。マクドナルド、松屋、鳥貴族等、チェーン展開の飲食店の建築設計及び店舗デザイン設計をする