金属外装材・屋根材の製造所を見学
青年部会|平成30(2018)年11月8日(木)@日新製鋼建材株式会社本社製造所
倉部 広大(東京都建築士事務所協会青年部会、豊島支部、株式会社ビームス・デザイン・コンサルタント)
製造所前での記念撮影。
 日常業務で使用することが多い金属外装材や金属屋根材だが、その製造過程をわれわれは詳しく知らない。そこで、普段からお世話になっている賛助会員会からいただいた情報をもとに、日新製鋼建材株式会社のご協力で、千葉県市川市にある本社製造所を見学させていただいた。
 日新製鋼建材の三島英人さん、持田淳一さんのご案内で、会議室で製造所の説明をいただいた後に、まずは鋼板工場の連続溶融亜鉛めっき設備の見学をした。連続亜鉛めっきラインでは、亜鉛めっき鋼板と、55%アルミニウム亜鉛合金めっき鋼板を製造しており、生産ラインは電力、ガスの低エネルギー操業によって合理的につくられている。
 外から見ても広いと感じたが、工場内はよりいっそう広く感じた。右から左、上から下、またその逆と、平面だけでなく上下も広い。ラインが長い理由は、ラインが一時的に止まっても、他の工程に遅れを生じさせない等の対策が練られていることが理由とうかがった。
 次に鋼板工場の連続塗装設備の見学をした。ふたつの連続塗装ラインにより、多品種な鋼板を原板として、多様な塗装製品がつくられている。今回は緑と白の塗装ラインだったが、鋼板が塗装レーンを通ると一切の乱れなく、塗装されているのを見るのは爽快であった。
 最後に鋼板加工工場にて金属サイディング加工設備を見学し、工場の見学は終了となった。
 約1時間30分ほど工場を見学させていただき理解力が高まったこともあるが、今後、相談をできる方と知り合えたことも大きい。
 このような機会は青年部会等の日常業務外の活動で生まれる。多くの方に青年部会に入会していただき、一緒に活動をして輪を広げていきたいと思う。
倉部 広大(くらべ・こうだい)
東京都建築士事務所協会青年部会、豊島支部、株式会社ビームス・デザイン・コンサルタント