青年話創会2018開催
青年部会|平成30(2018)年10月5日(金)@TKP新橋カンファレンスセンター
石塚 武志(東京都建築士事務所協会南部支部副支部長、青年部会副部会長、株式会社なまあず本舗)
ディスカッション風景。
オープニング映像。
司会は神奈川会の山口英生さん(右)と、東京会の堀口華恵さん(左)。
挨拶する脇宗一郎部会長。
企画・運営部会メンバーと司会者。(撮影:石塚 武志)
 東京開催の第42回建築士事務所全国大会に先立ち、同日午前に「青年話創会2018」が開催された。青年話創会は今年で3回目となり、全国から会員約150名が参加。地元開催ということで、東京会からも多数出席した。
 配布されたレジュメは43ページにも及び、各会の青年部の活発な活動報告が詳細に報告されていた。参加者名簿も写真付きの詳細なもので、初めて会った者同士がコミュニケーションしやすいように配慮されていた。
 開始時刻の10時になると会場の照明が落とされて音楽と共に映像が流れ、神奈川会の山口英生さん、東京会の堀口華恵さんの司会でオープンした。
 まず、青年話創会2018の総括でもある東京会脇宗一郎部会長の挨拶。次に前青年部会ワーキンググループ主査の鈴木勇人さん(福島会)より、前回の和歌山大会の報告があった。
単位会紹介・報告
 次の単位会紹介では、平成27(2015)年は全国で13単位会にしかなかった青年部会が、平成30(2018)年には23単位会に増え、設置準備中が5単位会との報告があった。全国に年々青年部会が増えてきていることが実感できた。
 単位会活動報告は、大阪会と愛媛会。設立したばかりの大阪会の報告では、設立の苦労話やイベントの紹介など、愛媛会からは活動動画により活発な活動の様子がうかがえた。
 11に分かれたテーブルは、比較的地域が近い者同士が同じテーブルにつくように座席が設定され、活発な交流、ディスカッションを促すものであった。
ディスカッション1
 ディスカッション1のテーマは「同世代が抱えている問題と解決策について」と「これからの活動と青年部会の必要性について」。各テーブルでディスカッション後、指名されたテーブルの代表者がディスカッション内容を発表した。青年部は年齢、立場もさまざまであり、置かれた立場によって問題も異なり、さまざまな意見が出たことは非常に有意義であった。
ブロック活動報告
 ブロック活動報告は、北海道東北ブロックと九州沖縄ブロック。どちらも昨年の青年話創会をきっかけにブロックでの活動を開始した。北海道東北ブロックは4月から準備を始め9月21日に各県の代表18名が集まり意見交換会を開催。九州沖縄ブロックは、6月に鹿児島で66名が集まり協議会を開催。意見交換とグループ討議を行った。両ブロックとも有意義な会であったとし、今後も継続して行っていきたいとのことであった。
ディスカッション2
 ディスカッション2のテーマは「ブロック活動でできることは?」。ランチテーブルディスカッションということで、テーブルにサンドウィッチとコーヒーが配られたが、議論が活発なあまり、食べていない人もいたようだ。
 ブロック活動報告を受けて、今後、全国という単位ではなくブロックという単位でも活動していったほうが有意義であり、各単位会や青年話創会と違ってどのようなことができるかについて活発に議論が進んだ。
 最後に、総括として企画・運営副部会長の倉部広大東京会幹事の挨拶があり、無事に終了した。今後も育ってきたこの輪をさらに広げ、若手の交流育成を積極的に果たしていかなければと改めて感じた。
石塚 武志(いしづか・たけし)
東京都建築士事務所協会南部支部副支部長、青年部会副部会長、株式会社なまあず本舗代表取締役
1975年東京生まれ/2001年有限会社石塚建築設計事務所を経て、2012年株式会社なまあず本舗設立