青年部会防災体験学習会&BBQ大会
青年部会|平成30年5月19日@防災体験学習施設「そなエリア東京」
佐藤 博昭(東京都建築士事務所協会青年部会、台東支部、有限会社ニュークリアーエンジニアリング)
「そなエリア東京」外観。
体験ツアーの説明を受ける。
記念撮影。
敷地内にあるバーベキューガーデン。
 昼の12時から東京都江東区有明の東京臨海広域防災公園内にある防災体験学習施設「そなエリア東京」の見学会を行った。参加者は会員とその家族・賛助会員・事務局総勢22名。東京臨海広域防災公園は、首都圏で大規模な災害等が発生したとき、国の緊急災害現地対策本部が設置され、公園全体が広域な指令機能を受け持つ場所であるが、敷地内には自然があふれ、散歩や軽い運動などしている人が多く見られた。
 2010年7月にオープンした施設は、阪神・淡路大震災の教訓を生かして設計されており、地盤改良された基礎の上に4種類の免震装置を用いた2階建ての建物となっている。また、年に数回、免震層の見学会を実施しているとのことであった。
「そなエリア東京」で被災体験ツアー
 全員で参加した防災体験「東京直下72hツアー」は、各防災体験学習ゾーンを見回る形式となっている。ガイドの御園生さんから説明を受けた後、体験エリアへ。体験エリアでは、被災→脱出→被災地→避難場所と72時間の被災体験をどう生き抜くかを、タブレット端末から出題されるクイズを解きながら移動する。EV内で震度7の地震に被災し、停電した薄暗い通路から、崩落した建物や瓦礫が散乱する被災地を抜け、避難場所へ移動する想定だ。避難場所には実際に使用された避難道具が展示され、地震の揺れを体験できる装置が設置されている。今回は兵庫県南部地震と東北地方太平洋沖地震の宮城県観測の地震波を体験した。
 続いて防災学習ゾーンに移り、15分のアニメーション「東京マグニチュード8.0」を鑑賞。後ろではボソボソと「泣きそう」との声も。その後、首都圏地震の概要を学ぶコーナー、各種防災グッズの展示や模型など触れて学べるコーナーなどの説明を受け、最後に緊急現地対策本部として使用されるオペレーションルームを見学して90分の体験ツアーが終了となった。
敷地内のバーベキューガーデンで
 防災体験を楽しんだ後には好天気にも恵まれ、恒例のBBQ大会をスタート。今回は同敷地内での「そなエリア東京BBQガーデン」でBBQを楽しんだ。
 青年部会では、今後もこのような活動の場を企画・運営していきますので、どなたでも気楽に参加して下さい。
佐藤 博昭(さとう・ひろあき)
★東京都建築士事務所協会青年部会、台東支部、有限会社ニュークリアーエンジニアリング★1970年 静岡生まれ/1994年 工学院大学建築学科卒業/現在、有限会社ニュークリアーエンジニアリング代表取締役/東京都建築士事務所協会木造耐震専門委員、東京都建築士事務所協会青年部会幹事、台東支部