会長就任挨拶
平成29・30年度 東京都建築士事務所協会
会長
大内 達史
代表理事、会務統括、相談役・参与会、日事連会長兼務、総務・財務、機構改革WG、(安全支援協会:代表)

 平成29(2017)年6月28日に開催されました第90回定時総会において4期目の会長に選出されました。
 平成13(2001)年に中央支部長を仰せ付かり、また、第1ブロック代表となり本部の機構改革委員を拝命。五味道雄会長のもと、機構改革をお手伝いしたご縁があり、平成15(2003)年理事に選出されて即副会長に抜擢され就任。平成23(2011)年6月に会長に就任、3期6年を勤めさせていただきました。
 自分自身が当協会の会長になるとは思いもよらずたいへんな重責を負うことになり、毎日が緊張の連続で今日まできました。
 ここまでの6年間、役員の方々、支部の方々のご指導、ご協力があり、事務局の皆様方に支えられて今日までこられましたことに感謝申し上げます。ありがとうございます。
 会長6年間の実績は、就任直後に東京三会建築会議(一般社団法人東京建築士会、公益社団法人日本建築家協会関東甲信越支部、当協会)設立、当協会においては青年部会を設立いたしました。当協会を現在の場所に移転しましたことは会議・講習会が協会内で実施可能になり本部の財政安定に一役買っております。また総務・財務委員会、会員増強特別委員会、機構改革特別委員会等を立ち上げ、実行してまいりました。東京三会建築会議では今回2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催に向け、『建築界からの提言「東京構想POST2020」より安全で楽しい東京へ』を作成し、色々な方々に配布いたしました。東京オリ・パラを皆で成功させましょう。
 今年の総会にて定款の改正を行い、役員の選出方法が変更され、副会長が4人から6人体制となり、新たに常任理事を新設することになりました。理事の数を増し本部と支部が一体となって協会づくりをすることでこれからの新時代を築き上げたいと思い、6年間の実績を踏み台として、この2年間の任期を全うしてまいります。
 平成26(2014)年6月から一般社団法人日本建築士事務所協会連合会(日事連)会長に就任し、現在2期目を務めております。東京会・日事連共に全力で取り組んでまいりますのでご協力をお願い申し上げます。
 平成27(2015)年6月25日に改正建築士法が施行され2年が経ちましたが、まだまだ普及していないのが現実です。でも諦めず皆様方と共に頑張っていきましょう。
 改正建築士法の中の業務報酬基準改定について、平成21(2009)年に業務報酬基準(国土交通省告示15号)として改正されましたが、現在の設計・工事監理業務が多様化、複雑化した事を受け、設計関係団体(日本建築士事務所協会連合会、日本建築士会連合会、日本建築家協会、日本建設業連合会)から、実態に即した業務報酬基準の改正と、公共建築設計に関する設計者等の選定方法、発注者の役割等を国に要望書を提出、自民党建築設計議員連盟にて勉強会を立ち上げ、国土交通省もこれにより意見交換をすることになりました。
 来年平成30(2018)年9月に設立70周年を迎える当協会は、社会からの期待に応え専門家としての責任を果たすべく、首都東京の再生・更新に向け社会貢献をしてまいります。
 新理事、会員の皆様のお力を借り、協会の発展に全力をつくしてまいりますのでご協力をお願い申しあげます。
大内 達史(おおうち・たつし)
1943年北海道生まれ/日本大学卒業後、1967年 株式会社協立建築設計事務所に入社/1998年同社代表取締役社長に就任/同社の主な設計建築物に「ヨドバシAkiba」など/2011年一般社団法人東京都建築士事務所協会会長に初選出され、今回で4期目となる/2014年一般社団法人日本建築士事務所協会連合会会長に就任し現在2期目
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