第5ブロック金沢研修旅行
第5ブロック
宇佐美 貴士(宇佐美一級建築士事務所、東京都建築士事務所協会葛飾支部支部長)
金沢駅新幹線ホームで記念撮影。
 東京都建築士事務所協会第5ブロック(墨田、江東、葛飾、足立、江戸川の5支部)では、平成28(2016)年10月21、22日の2日間、参加者21名で金沢研修旅行を実施した。
 10月21日、北陸新幹線「はくたか555号」は11:52に金沢駅に到着。団体行動のスケジュールは作成していたが、金沢市内は建築的に見どころが多いため1泊ですべてをカバーするのは不可能と考え、急遽、各支部独自の行動プランでOKということにした。ここで金沢港方面の市場、「兼六園」、そして「金沢21世紀美術館」を見学する3組に分かれたが、結果的にこれが功を奏し、それぞれ充実した時間を過ごせたようだ。
 葛飾支部は「金沢21世紀美術館」、「鈴木大拙館」、武家屋敷を見学。特に谷口吉生氏設計の「鈴木大拙館」は思索空間と水鏡の庭のコントラストが美しく、穏やかな時間を過ごすことができた。まちなみを見ながらホテル方面へ歩いていると味わいのある古い建物が出現。大正末期に建築された民家を改装した「石川国際交流サロン」で、中では「末松智 金沢城復元画展」が開催中。古い文献を基に金沢城を復元したスケッチ展で、たまたまいらした末松先生と建築を語り合う一時を過ごすことができた。
 その後、ホテルに集合し、18:30にタクシーで夕食会場の割烹料理屋「こうや」に移動。金沢、能登の新鮮な海の幸を前に全員で乾杯。ここで突然、墨田支部のメンバーから市場で購入した蟹の差し入れ。急な持ち込みにもかかわらず、調理してくださり、さらには蟹酢まで用意をしてくれた「こうや」の人情味溢れるおもてなしに感謝しながら、全員で金沢の旬の味を味わい尽くした。
 翌22日は、ひがし茶屋街周辺を散策した後、兼六園内にある料亭「三芳庵」にて研修最後の金沢料理を全員で楽しみ、金沢駅より13:56発の「はくたか566号」で一路東京へ。
 第5ブロックの親睦を深めると共に、金沢のまちなみ、文化、食べ物、人情を味わった思い出に残る研修旅行であった。
 
鼓門。
金沢21世紀美術館。
鈴木大拙館。
石川国際交流サロン。
割烹料理屋「こうや」。
宇佐美 貴士(うさみ・たかし)
宇佐美一級建築士事務所、東京都建築士事務所協会葛飾支部支部長
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