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ナブコシステム株式会社──未来の “だれでもドア”を目指して
1950年代に導入された欧米式自動ドアは開き戸方式でした。ドアに接触する事故が多発したため、1961年に日本文化である襖や障子の動きをヒントに安全性の高い引き戸方式の自動ドアが開発されました。
駆動方式は、空気圧駆動・モーター油圧駆動から電気駆動になり高寿命化を実現、さらにマイコン化・CAN通信化による高精度コントロールにより安全性が高まりました。

一方、動作起動には体重を感知するゴムマットスイッチから床埋込型の電子マットスイッチ、電波式・熱感知式センサーを経て、現在は赤外線反射式のセンサーを採用しています。赤外線スポット数は、当初の6スポットから72スポットまで増え、広範囲かつ高密度の検知エリアで安全性も向上しました。

さらにはマトリックスセンサーにより通行者の動き(方向・向き・速さ)を読み取り、自動ドアの前を横切る人には反応せずに、自動ドアを通りたい人だけに開くという、無駄な開閉をしない最新のドアシステムも発売しております。

自動ドアは、いつ、どのような時に開けるのか/閉じるのかに難しさがあります。
接触・衝突等の事故を防ぐには、どのような人が自動ドアを利用するかという通行者の傾向や、通行動線、周囲の状況等まで把握した上で安全対策を行うことが必要です。

ナブコグループは自動ドアのリーディングカンパニーとして、だれにでもやさしく心づかいの行き届いた、“NABCO”にしかつくれない未来のドアをこれからも考えていきます。
会社・事業紹介
ナブコシステムは、トップブランドであるナブコ自動ドアの販売・設計・施工・メンテナンスを主業務として展開してきました。手がける建築物は公共施設、オフィスビル、商業施設等、様々なジャンルへと広がり、現在では建築を含めた空間演出の領域へと進展しています。
業種
金属工事/建具工事/ユニット及びその他工事/自動制御設備工事/建具改修工事

ナブコシステム株式会社 http://www.nabcosystem.co.jp
〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-22-15 虎の門NSビル
Tel. 03-3593-0181 Fax. 03-5251-3848