平成28年1月20日（水）の18時から、恒例の新春交礼会が新宿京王プラザホテル・エミネントホールにて開催された。まだそこかしこに初雪が残る中、来賓51名を含め、正会員・賛助会員合わせて260名のご出席をいただき、盛会となった。
　会場扉内に並んだ正副会長の出迎えを受け、ウエルカムドリンクのサービスをいただく。交礼会は大内達史東京都建築士事務所協会会長の新年の挨拶から始まった。 ・昨年6月25日に改正建築士法が施行されました。なかなか普及もままならぬ状況ですが、この当協会から発信することが重要と考えています。皆さんと手を組んでやっていきたい。地位の向上、倫理観・品質確保の向上をめざし、世の中に認められた建築士、建築設計事務所となろう。
・私も70歳を超え、何ができるか考えた。この70の声を若い人たちのために伝達して地位の向上、倫理観の向上に努めたい。
・事務所を移転しました。新事務所は、150人収容できる会議室もあります。これを有効利用したい。
・財政の安定のため、登録設計事務所の1割である会員数を3割に持っていきたい。そのために、会員をふたつに分け、準会員に相当する方には安い会費で入っていただく。これもひとつの策だと思う。
「当協会を各会に発信できる場にしたい。副会長ともども頑張ってまいりますのでよろしく」と結んだ。

　引き続き、今年古希を迎えられた方々への記念品贈呈が行われ、19名の代表として、小林修様が記念品目録を受け取られた。「これからも、当協会のためにお願いします」との会長の言葉と共に会場から大きな拍手が上がった。
　次に来賓のご祝辞をいただく。 　初めは、丸川珠代参議院議員、竹谷とし子参議院議員、第24回参議院議員通常選挙に立候補予定の足立としゆき先生の秘書の方々が新春の祝辞のメッセージを読み上げた。
　そして、川井しげお東京都議会議長の挨拶があった。
　「2019年ラグビーワールドカップ、2020年オリンピックを契機に東京を世界一の都市にしたい。それは街づくりに対する協力なくしては考えられない。是非、ご協力をお願いしたい。それぞれの分野での向上が日本を引っ張り上げる力になる」と力のこもった挨拶があった。
　その他お越しいただいている多くの都議会各派の先生方にご登壇いただいた。
　まず、東京都議会自由民主党の高島直樹先生、秋田一郎先生、小礒明先生、鈴木錦治先生が登壇し、代表して、東京都議会自由民主党建築事務所政策研究会相談役の高島先生にご挨拶いただく。「建築士の地位向上を含め、来年の新年会では、いい仕事ができたと言われるよう一同がんばる」との頼もしい言葉が聞かれた。
　ここで、自由民主党総務会長代理の中川まさはる先生の到着があり、急遽ご挨拶となった。「今年は経済の好循環が見込まれ、アベノミクスが成功するか問われる重要な年。国と連携をとって、皆さんを応援していきたい」と話されたのが印象的だった。
　再び、東京都議会自由民主党のご挨拶に戻り、宇田川聡史先生の代理である秋田一郎先生のご挨拶を頂戴したのち、都議会公明党議員の方々が登壇された。中嶋義雄先生、長橋桂一先生で、中嶋先生が代表挨拶をされた。都議会民主党では、斎藤あつし先生におこしいただいた。
　次は、壇上でのご紹介となり、妹尾高行様、高橋吉徳様、室木眞則様、尾崎勝様、上浪寛様、近藤義弘様、鴇田隆様、野城宏様、佐藤貴博様、市村充様、居谷献弥様、宮原克平様、鈴木兼次様、小林忠志様、中川孝昭様、以上15名が登壇し、そのまま、日本建築士事務所協会連合会副会長である宮原埼玉県建築士事務所協会会長の音頭で「われわれの地位向上を目指して」の口上と共に、乾杯となった。 　宴たけなわの中、会場の声を拾いに走った。「今年の抱負は」とお聞きしたが……？
・元気に生き抜こう。
・今年こそ、仕事を選びたい。
・困った時の賛助会の窓口がほしい。そこへ連絡すれば、紹介してくれるような。
・建築に『笑い』がほしい。
・今までより深く突っ込んだ工事監理を目指したい。国交省のガイドラインも詰めていかなければいけないと思う。
・耐震化の設計監理のより良い方法を実現したい。
　そして、事務局のどなたが何をしているのか知りたいという意見もあった。

　中締めはやはりこの方、中村栄太郎相談役だ。「会員を今年は1,600にしたい。是非お願いします。会員の発展と会員ご家族も含めて」と、新年にふさわしい三本締めで〆た。最後は、西倉努副会長の閉会の挨拶があり、今年も大盛況な新春交礼会となった。