青年部会「工作教室」第2弾
協会ホームページからダウンロードできる建築模型
金本 成叔(青年部会、江戸川支部、アトリエ金本一級建築士事務所)
組み立てた「コンビニエンスストア」。
ダウンロードできるPDFデータの敷地。敷地の一辺が道路になっており、つなぐとまちなみができる。
建物部分。右上は分別ゴミ箱。
 青年部会では、昨年(2020年)10月に公開した「飛沫防止ガードスタンド」(『コア東京』2020年12月号)に続く工作教室の第2弾として、コロナ禍でホームワークの機会が増える中、親子で楽しめるものを何か提供できないものか色々と検討した結果、「まちなみ模型」なる企画を立ち上げた。
 具体的にはさまざまな建物の紙工作の図案を、青年部会幹事が持ち回りで2カ月に1作品のペースを目標に継続して作成し、協会ホームページで公開することにした。現在、昨年末に公開した「煙突のある家」から、「水に浮かぶ教会」、「コンビニエンスストア」と、3作品がアップされている。
 協会ホームページ内の青年部会のページ(https://www.taaf.or.jp/about/youth.html)にアクセスすると、各作品のPDFデータがダウンロードできる。それをA4の用紙(厚紙がおすすめ)にプリントして、ハサミ、のりを使って、気軽な紙工作で建築模型がつくれるというものだ。共通ルールとして、敷地の一辺を道路とすることで、今後それぞれの作品をつないで素敵なまちなみができることを意図している。
 実際につくってみると面白く、そこそこ時間もかかる。作品が増えていけば、青年部会で今後の活動目標(社会貢献)のひとつとしている「小中学校への訪問授業」が実現した際の教材になるだろうし、子どもたちに建築の魅力を伝えるためのツールになるのではと思っている。
 会員の皆様にも工作に挑戦していただいて、多方面に広めてください。また、何かいいアイデアがございましたらどしどしとお寄せください!
金本 成叔(かなもと・なりひろ)
東京都建築士事務所協会青年部会、江戸川支部、アトリエ金本一級建築士事務所